本『ムーミン谷のひみつの言葉』 印象にのこったスナフキンのことば。
スナフキンは、旅人気質で身軽。
世にしがらみなくゆらゆらとしながらも、自分に正直に「うまく」生きている。
たまたま、ツィッターのスナフキンBotでスナフキンの生き方に触れ、
世界観が気にいって、
今回、富原眞弓著『ムーミン谷のひみつの言葉』を手に取ってみました。
印象にのこったスナフキンの言葉p68
「なにか手にいれようと
思ったとたんに、
めんどうなことがおきるものさ。
どこへいくにも、よっこらしょと、そいつをかついでいくんだぜ。ぼくは詩にするだけでいいや。そのほうがずっと気がきいてるからね。」
スナフキン悟ってるなあ。うまく言葉に説明できないけど、
ウン十年生きてきて、この言葉の意味わかってきました。。
そして、本書は語ります。
風のむくまま気のむくまま、のんびりと旅をするには、大きな荷物はじゃまになる。「所有」と「自由」の相性はよくないのだ。
なにかを手にいれたい、自分のものにしたいと願うことで、どれだけ時間とエネルギーが無為に費やされることか。そして、どれだけ多くの争いがひきおこされることか。所有へのこだわりのなさは、平和への王道である。なにかを手にいれられなくても、自分自身に不満をもつこともないし、周囲に敵意や恨みをいだくこともない。
人それぞれ、良い量の「良分」というのがあって、所有しすぎると
足枷にもなるし、自分だけでなく、他のひとが負担になることがあるかもしれない。
いま、暮らせる分だけ、
あの人にも少しおすそわけできる分だけ
良い分だけ所有する。明日の分は、あしたに所有しよう。
いつか、灰谷健次郎著の作品で読んだ、
おばあの昔ながらのくらしを思い出しました。
自分の小さなささやかな幸せに気づき、欲張らない。
正直に丁寧に生きることが
自分・周りの人の幸せにもつながっていくのかもしれない。
スナフキンのように冒険・旅をしながら
丁寧に暮らしていけたらいいな。
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